特注開発事例・課題解決事例

鉄道車両の組み立て工場で使用する、作業用足場を製作できないかとご相談頂きました。作業用足場としてすでにリフトテーブルは導入されていましたが、ライン増設に伴うリフトテーブル導入の依頼でした。既設機を依頼されていたメーカー様に相談されたとのことですが、導入コスト、製造リードタイムのそれぞれがご希望と大きくずれ、当社に相談頂きました。お客様には以下の課題がありました。

①電車の車両組み立て用であり、リフトテーブルは走行式とし、走行距離は50mという仕様を実現する。走行スピードはMAX 24m/minとする。

②幅方向の有効スペースが限られているため、走行を考慮するとテーブル幅は600mmにする必要がある。しかし、作業性を改善するために、非走行時の作業用テーブルを可変式とする。

③予算内に導入コストを抑えて、納期通りの納品を実現する。

①～③の課題を解決できる提案を行った当社を選定いただきました。

①の課題について、こちらは既設機を引き継ぐ仕様となりますが、リフトテーブル自走式、走行スピードはMAX24m/minとし、お客様のご要望にお応えしています。また、走行を考慮し、リフトテーブルを軽量化するため、テーブル上面はエキスパンドメタルとし、粉末塗装対応としています。

②の課題ですが、テーブル幅：600mmを基本とし、折りたたみ式足場を設けることで、MAX W:1,650mmに可変でき、作業性の向上を実現できるようにしています。

③については、通常の御見積でお客様のご予算内に入り、他社より2/3の価格であることを評価いただきました。納期についてですが、お客様からはとにかく短納期で納品をしてほしいとご依頼頂き、インバータ搭載なしでの納品をご要望頂きました。しかし、使用性の問題があったためインバータ仕様で進めることを提案・説得し、最大限の納期短縮により、お客様の希望納期内にて納品しています。

リフトテーブル ソリューションナビを運営する株式会社河原は、当事例のように、従来お付き合いのあるメーカー様でコスト要求、納期要求にこたえられない場合の相談先として、選ばれています。また、既設機で課題に感じていることをヒアリングさせて頂き、最適な提案を行いますので、お気軽にご相談ください。