大型建機組立用 自走式 L10mリフトテーブル

大型建機組立用 自走式 L10mリフトテーブル
大型建機組立用 自走式 L10mリフトテーブル
業界 建設機械製造工場 用途 作業用足場
テーブル
サイズ
1,500㎜×10,000㎜ 積載荷重 3,000㎏
ストローク 3,000㎜ 型式 KTL-15100-30-3
特注範囲 パンタグラフ2連式の長テーブル仕様、電動スライドテーブル、電動走行機能付、ケーブルベア付属、シリンダージャバラ
課題 超大型仕様、テーブルのスライド、移動式

お客様の課題

大型の建機を製造する現場にて、作業足場として使用するリフトテーブルを導入したいと、ご相談を頂きました。新設であり、リフトテーブルの使用可能性も含めて相談したいというご要望でした。お客様には以下の課題がありました。

①リフトテーブルは特定の場所に設置する固定式と考えているが、ポジショナーで建機部品の姿勢を変更させることを考慮するとリフトテーブルと距離を保つ必要があるため、作業性が悪化する懸念があった。リフトテーブルを移動式にできるのか検討したうえで、最適なリフトテーブルを使用して作業性を向上させる。

②テーブル自体が固定式の場合、建機の形状によってはテーブルと建機に距離が生じるため、作業性や安全性が悪化する懸念があった。この懸念を解消できる場合にはリフトテーブルを導入し、作業性を向上させる。

③テーブル上で溶接作業を行うため、リフトテーブルを使用する場合はスパッタの対策など、溶接を考慮する必要がある。考慮されたリフトテーブルの導入が可能か検討し、最適な場合はリフトテーブルを導入する。

これらの課題をヒアリングし提案を行った結果、懸念を解消できるリフトテーブルの開発が可能だと判断頂き、リフトテーブルの導入が決定しました。

提案内容・導入効果

今回、新設のリフトテーブルを6台納入しています。テーブル長さは10mと長く、自走式となっています。

①の課題について、レールを設置して、リフトテーブルを自走式としています。ポジショナーで変更する建機部品の姿勢に合わせてリフトテーブルとワークの距離を変更することが可能です。リフトテーブルの移動は、作業者がスイッチで行えるようにしています。
レールの設計から製造、設置まで当社にて行っています。

②の課題ですが、テーブルにはフリーステージを設けており、ワークに合わせてテーブル形状を変更できるように設計しています。このフリーステージは11連のスライドテーブルにて構成しており、かつ電動式で、操作BOXをステージ上に設置しているため、作業者が容易に変更できるようになっています。

③については、溶接対策として、シリンダーにはジャバラを搭載し、作動液は水-グリコール系を使用しています。

その他、安全対策のためにスライドテーブルにはノンスリップ塗装を施すなど、作業性・安全性を考慮し、当社から最適な提案を行っています。

リフトテーブル ソリューションナビを運営する株式会社河原は、当事例のように、大型・自走式のリフトテーブルの開発・製作を行うことが可能です。作業性・安全性を考慮し、最適な提案を行いますので、お気軽に当社にご相談ください。

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