リフトテーブルの安全対策はなぜ必要なのか

リフトテーブルは、テーブル上に積載物や作業者を載せて昇降する装置です。直接の使用者はもちろん周囲で作業を行っている方への安全対策はかかせません。安全対策を怠ると、機械の損傷や重大な事故や怪我につながる可能性があります。
リフトテーブルの用途や設置場所は様々で都度、最適な安全を付与する事を考える必要があります。

安全対策で採用される仕様

安全対策の代表的な仕様には以があります。

メカ的な安全対策の代表例

・テーブル上で作業する際に転落・落下しない様にするための手摺やストッパー
・リフトテーブル下降中に作業者の身体が挟まれない様にするためのセーフティシュー
・リフトテーブルが昇降する際に周囲の作業者がアームに巻き込まれない様にするための4面ジャバラやカバー
・リフトテーブルが上昇した状態で油圧ホースが破損した場合に安全な速度で降下する落下防止バルブ

電気的な安全対策の代表例

電気制御も安全対策には重要な要素です。

・条件によって作動しないインターロック
・お客様装置との制御条件の取り合い
・リフトテーブルの作動を周囲に周知する為の回転灯やブザー・音声

安全対策については、以下のページでも細かく紹介していますので、是非ご確認ください。

>>リフトテーブルの安全対策・カスタム対応!

当社の安全対策の特徴

弊社ではお客様にとって安全なリフトテーブルのご提供を目指し、各部署が尽力しています。営業部はお客様との打ち合わせの中でご要望と使用条件を確認し、長年の実績の蓄積により実用性の有る最適な安全対策を提案致します。

リフトテーブル自身を構成する部品が破損しては安全に使用いただくことは出来ません。技術部はお客様の仕様を守ることはもちろん、各部品の強度評価を行い、過去の実績に基づき十分な検証を行い図面の作図をしています。

図面に書いた部品を形にする為には製造部の技術は欠かせません。製造部は各部品の製作に不備が無いか、組立・油圧配管・電気配線後に作動の不備や油漏れが無いか。細心の注意を払い製作・組立を行っています。

品質保証部は製作したリフトテーブルの最終チェックを行う最後の砦です。お客様の仕様通り製作されているか。装置Assyとして不具合が無いか、出荷後にクレームが発生しないか。お客様目線でリフトテーブルの最終チェックを行い出荷許可を出しています。

リフトテーブルを安全に使用するために

リフトテーブルを安全にご使用いただくにあたり、お客様にもお願いがあります。まず、操作担当者様は取扱説明書や図面を確認いただいてからの使用をお願いします。操作担当者を限定する事で安全な操作が可能となります。
日々の点検も重要です。適切な保守を行うことで、リフトテーブル自体の故障や損傷を防ぐことができます。これにより、設備の寿命が延び、コスト削減にもつながります。
何れも、リフトテーブルに付属している取扱説明書の熟読をお願い致します。ご使用中に何か気になる点がございましたらお気軽にご連絡ください。

以上、リフトテーブルに最適な安全対策を付与する事で、快適な作業環境が整い作業者の怪我の防止が計れて作業効率が向上します。リフトテーブルを末永くご使用いただける事を願います。

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